街化石「二松学舎大学」(九段キャンパス)

街化石

はじめに

「二松学舎大学」の千代田区三番町にある九段1号館の外壁には、ドイツ産大理石ジュライエロー(ジュラマーブルイエロー)が使われていて化石も多数含まれています。
𝕏にも2024年(その1)(その2-1)(その2-2)(その3)ポストさせていただきました。

2025年年末に九段キャンパス前を通った際は外壁メンテナンス工事中でしたが、2026年2月に見た時は工事も終わり、石材パネル間の目地等も綺麗になっていました✨
再度観察させて頂いたので、写真をまとめて載せたいと思います。

外壁の様子

(a)は道路対岸から見た様子です。(b)は芝生の貼られた庭から建物と道路方向を見た様子です。
1階部分の建物を支える柱にジュライエロー石材が使われています。(b)のは、学問の場の象徴として植えられた二本の松だそうです。


(c)は(a)のの壁です。柾目の物(地層をつくる物質が堆積した面に対して垂直方向に切断された物)が使われているようで、遠くからは縞模様のように見えます。
(d)は(a)のに並ぶ柱です。こちらは柾目の物と平目の物(水平方向に切断された物)が組み合わされて使われているように見えました🧐


(a)のの様子が(e)です。撮影した日は休暇中でしたがいつもは学生さん達で賑わっています🎶奥に並ぶ柱にもジュライエロー石材が使われています。

(e)

アンモナイト

アンモナイトの縦切りの断面が、特に柾目の石材部分で多かったです。

(1)

(2)


(3)

(4)


(5)

(6)


(7)のはべレムナイト鞘部の輪切り断面です。

(7)

(8)では縦断面が2つ()並んでいます。

(8)


(9)の2つのも縦切りの断面が横になった(横たわっている)物です。

(9)

(10)はにトゲが見られます。この化石はトゲ付きのアスピドセラスのようです。

(10)


円形の物も沢山ありました。

(11)の柱のが(12)のアンモナイトです。

(11)

(12)

(13)


(14)、(15)では隔壁で区切られた気室内に結晶化した部分も見られます✨
 

(14)

(15)

(16)のもアンモナイトの断面かと思います。

(16)


円形の物はその他色々ありました。

(17)


半円形や縦断面の物です。


部分的な断面も色々な形が見られます。
(f)はアンモナイトの螺環(巻いている部分)の殻内部の縫合線が見えているのだと思いますが、椎茸の傘の裏のヒダに似ている…という感想を𝕏のフォロワー様より頂きました😄連想するのも楽しい🤭


(g)と(h)は同じ物ですが(g)はメンテナンス前、(h)は目地の補修後に撮った物です。(目地の違いがよくわかる🔎)
(i)は顎器の一部分かと思います。見えている部分の長さが約3cmです。

(18)

べレムナイト

(a)は房錘部の付いた物、(b)は房錘部のみの物です。
(c)、(d)のような鞘部のみの物は沢山ありました。

(1)


(2)~(4)も鞘部の縦や斜めの断面です。

(2)

(3)

(4)


鞘部の輪切り方向の横断面も沢山あります。

(5)のは鞘部の断面でを拡大した物が(6)です。断面の層がよく見えています。

(5)

(6)

(7)も断面の層がよく見えている物です。

(7)


円形の輪切り横断面も日光に照らされて同心円状の成長線までくっきりと見えて綺麗✨直径1cm程の物です。

(8)

(9)

(10)

(11)


(a)のを拡大した物が(b)です。

(12)

オウムガイ

(a)は途中で破損したのかねじれたような形の化石ですが、拡大して見ると隔壁の様子からオウムガイでは…と思いました(b)。
(c)もオウムガイの化石断面かと思います。

海綿動物

屋根の無い部分では雨風による経年変化もありますが沢山見られました。

おわりに

二松学舎大学は、漢学者 三島 中洲によりこの地に創建され、夏目 漱石も学んだそうです。
2.の「外壁の様子」写真(b)でも触れた、学問の場の象徴である二本の松を雪が降った日に撮影しました。下の写真(a)です。
奥には体育館等のある九段2号館があり、その前の柱にもジュライエロー石材が使われています。

(1)


緑が多い初夏(a)も雪が舞う冬(b)も美しいキャンパスです。

(2)


今回も最後まで見ていただきありがとうございます🙏

冒頭にも書きましたが𝕏では(その1)(その2-1)(その2-2)(その3)をポストしました。

今回の記事の𝕏でのポストは(こちら)です。

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