街化石「東京都復興記念館」(墨田区)

街化石

はじめに

関東大震災と東京空襲の状況と復興への歩みを伝える資料が展示されている「東京都復興記念館」
墨田区の「都立横網町公園」内にあり、カーキ色の装飾タイルが印象的な外観です。
今回はこの館内の街化石を載せていきたいと思います。

出入口

出入口の左側に受付カウンター(a)、反対側にもカウンターがあります(b)。
カウンターの石材は山口県産大理石「鶉(うずら)」だと思います。

(1)


石材部分には主に腕足動物の化石がびっしりと見られます。(a)のを拡大した物が(b)です。形が崩れた物や破片が見られます。

(2)


(3)のカウンターのには(4)の四放サンゴ(四射サンゴ)の縦断面が見られます。

(3)

(4)


(5)のを拡大した物が(6)、を拡大した物が(7)で、それぞれに四放サンゴの横断面が見られます。

(5)

(6)

(7)


(8)のも四放サンゴかと思います。

(8)

(9)


(10)のを拡大した物が(11)です。有孔虫の化石でしょうか🧐

(10)

(11)

2階ホール

大震災等の絵画が展示されていますが、壁面の一部にはドイツ産大理石ジュライエロー(ジュラマーブルイエロー)が使われています。

(a)の絵画の横のには(b)の海綿動物の化石が見られます。


上の(a)のを拡大した物が(c)で、(c)のを拡大した物が(d)、を拡大した物が(e)です。
(d)のはアンモナイトは海綿動物、(e)はアンモナイトの一部分だと思います。

(1)


エレベーター周りにもジュライエローが使われています(2)。

(2)

(2)のが(3)のアンモナイト(一部分)です。

(3)


(2)のが(4)のアンモナイトです

(4)

(2)のが(5)のアンモナイトです。

(5)


(6)のを拡大した物が(7)です。(7)のは海綿、はアンモナイトのそれぞれ一部分です。
(6)のは(8)のべレムナイトです。

(6)

(7)

(8)


アンモナイトは(a)のの縦断面がありました。
(b)も縦断面です。

(9)


(a)は海綿動物化石です。(b)では海綿動物化石の近くにのべレムナイトが。拡大した物が(c)です。

(10)


(a)は紡錘部分の付いたべレムナイトです。

(a)


(b)、(c)はべレムナイト鞘部の断面です。

(11)

階段、廊下

階段(a)~(c)や廊下(d)の一部分の壁にはトラバーチンが使われていました。

(1)


日光の入る明るい場所では層の綺麗な模様もよく見えました。

(2)

復興記念館 館内や外観

震災や戦災の脅威が伝わる多くの展示、歴史を感じる館内の雰囲気などを時間をかけて見学しました。

(1)


正面柱上には怪獣像も復元されています。

(2)

都立横網町公園、東京都慰霊堂

冒頭にも書きましたが、復興記念館のある「都立横網町公園」内には「東京都慰霊堂」がありますa。
関東大震災、東京大空襲の犠牲者の供養の場で、設計は建築家の伊東 忠太らによる物との事。
(b)の屋根にいるの妖怪「レイレイ」は、妖怪好きだった伊東が配したそう。

(1)


(a)は慰霊堂内の様子で、入り口上には口に照明を咥えた妖怪「マモリュウ」がいます(b)。

(2)


公園内には「東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑」という花壇があります。
デザインは都内の学校の生徒らからの応募による物で、年4回植え替えられているそう。
花壇その物が祈りの碑である事、生徒さんのデザインであるという事に毎回気持ちを寄せながら鑑賞しています。

(3)

おわりに

横網町公園近辺は、旧安田庭園や刀剣博物館、2026年3月31日リニューアルオープン予定の江戸東京博物館もあり見どころの多いエリアです。

「東京都復興記念館」では大サイズの写真や絵画の展示から惨状が胸に響きショックを受けましたが、貴重な展示品から学ぶ点も多いのでこちらへの訪問や見学も(今だからこそ…)是非おすすめしたいと思います。入館無料です。

記したい事が沢山ありまとまりがなくなってしまいましたが、今回も最後まで見ていただきありがとうございます🙇

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