街化石「大田区役所」

街化石

はじめに

大田区役所本庁舎は、JR・東急「蒲田駅」からすぐの場所、線路沿いに立つ建物です。
以前レポした「大田区民ホールアプリコ」のある「アロマスクエア」(こちら)にも近いです。

(a)、(b)は建物の中央玄関の様子です。

展示鑑賞や資料閲覧のため訪問した際に以前から気になっていた内装も拝見しました。
この建物は元は桃源社による商業ビルだったとのこと。バブル期の豪華なつくりの建物だと知ってはいましたが、想像以上の豪華さで驚きました。
地域のご利用者様が多いので、なるべく人通りの少ない場所を回りましたがそれでも広い範囲に大理石が使われていて化石も多数…見られた範囲は一部分になりますが、レポをしていきたいと思います🙇

例1

館内を巡った順に例を挙げていきます。

「はじめに」の写真の中央玄関の右手側、JR蒲田駅寄りにも「北側玄関(駅側玄関)」があり、そちらから入った場所の様子が(a)です。
(a)に写っている階段が(b)です。階段床面と段差部分にイタリア産大理石ペルリーノロザートが使われています。
階段から2階へ上がった左側の様子が(c)です。はペルリーノロザート、はイタリア産ロッソマニャボスキ、は蛇紋岩でしょうか。この組み合わせによるデザインが床面のあちこちに見られます。
階段を上がって右側にも部屋があり、その床面にもペルリーノロザートが使われていました。

(1)


廊下壁面は(a)ののようにイタリア産大理石フィレットロッソが使われている部分が多かったですが、のようにイタリア産ペルリーノキャーロかなと思われる部分もありました。
(b)はフィレットロッソで見た巻き貝、(c)、(d)はペルリーノキャーロで見たアンモナイト顎器の化石です。

(2)


廊下を進むと1階への階段があります。床には同じくペルリーノロザート、壁にはフィレットロッソが使われています(a)、(b)。
(c)は1階から階段室を見た様子です。

(3)


上記(1)~(3)の範囲の床面にあった化石です。(4)~(8)はアンモナイトです。
(4)は(1)(a)入り口付近にありました。

(4)

(5)


(6)

(7)

(8)


(9)は階段の様子です。(a)は階段床面で、が(b)、が(c)のアンモナイトです。

(9)


(10)はその他の化石です。
(a)~(c)はべレムナイト鞘部の断面で、(a)はロッソマニャボスキ石材部分の物です。
(d)は階段のフィレットロッソの壁面にあった巻き貝。
(e)、(f)はペルリーノロザートの床面にあった物でアンモナイト顎器かと思います。

(10)

例2

(a)は例1(3)(c)の階段室手前の床面です。「はじめに」の中央玄関を入った所になります。
の石材はノルウェー産大理石ノルウェジャンローズかと思います。
(b)は(a)の近くのペルリーノロザートの床面です。に(c)のアンモナイトがありました。

(1)


(2)は例1(3)(c)の階段室の向かって右側の床面で、(a)のは(b)のアンモナイト、は(c)のアンモナイトの一部分です。

(2)

例3

例1の(1)(a)の階段脇を通った奥には(a)の場所があります。飲み物の自動販売機が置かれた円形のコーナーで、まわりを囲む壁面にもフィレットロッソが使われています。(b)~(d)の巻き貝がありました。

(1)


(2)は(1)の近くの窓口カウンター前の床面にあった物で海綿動物の化石かと思います。
(3)~(5)のアンモナイトもありました。

(2)

(3)


(4)

(5)

例4

中央玄関から入り、左側に進むと1階の一番奥にも階段がありますa。例1の(1)(a)と中央玄関を中心に対称の位置となります。
(b)は(a)の階段床面にあったアンモナイトです。
階段を上がると(c)のフォトスポットがあります💕 (c)のに広く使われているのは蛇紋岩でしょうか。
(c)のペルリーノロザート石材の部分には(d)のアンモナイトがありました。

例5

1階には他に(a)~(e)のアンモナイトがありました。

例6

各階のエレベーターホールの床面は色々な石材の組み合わせでデザインが施されています(a)~(c)。
4階の(c)のには(d)のアンモナイトがありました。

例7

(1)もエレベーターホール付近の廊下にあった物です。の部分が、最終隔壁とその前の隔壁との間隔が狭まっているように思います。これはアンモナイトが成熟期を迎えたサイン、大人になったサインでは…と思いました。
(2)は最終隔壁と思われる部分を拡大した物です。

(1)

(2)


以前「横浜ベイシェラトンホテル」内の同じ石材の床にあった物にもサインらしき部分があり、レポ(こちら)したのが(3)のアンモナイトです。比較のために今回の(1)の写真を回転させた物が(4)です。
横浜アンモと蒲田アンモ!…最終隔壁の様子が似ているので今回のも「成熟サイン」では~と素人の推測🔎ですが😅

(3)

(4)

例8

フロアによってデザインが違い、7階(a)のには黒色の大理石に細かな化石も見られます(b)、(c)。
明瞭ではないですが、腕足動物やサンゴの化石かなと思いました。
(a)の奥に見える窓は線路側になります。日光も入るのでこの辺りの床面の化石は見つけやすかったです。

例9

例7、8に続き、各階のエレベーターホール付近で見つけたアンモナイトです。例7でも書きましたが、明るいので隔壁や縫合線が観察しやすい物も多かったです。

(1)

(2)


(3)

(4)


(5)

(6)

(7)


(8)ではに小さな円形、に小さな縦断面が見られます。(9)は顎器かと思います。

(8)

(9)

例10

地下1・2階の駐車場出入口の床面にもペルリーノロザートが使われています(a)。
壁にはフィレットロッソが使われていて(b)、巻き貝も発見(c)、(d)

(1)


(2)は地下階の床面の例です。(a)のは(b)、は(c)のアンモナイトです。

(2)


(3も同じく地下階の床面の例です。(a)のは(b)、は(c)のアンモナイトです。

(3)


(4)~(9)は地下階の床面の化石です。
(4)のは海綿動物の化石でしょうか🔎

(4)

(5)


(6)はアンモナイトの縦断面です。

(6)

(7)


(8)の↓←はアンモに由来する物なのか?ですが色や形がこれに似た物をよく目にします🧐

(8)

 
 

(9)

おわりに

区役所の正面出入口側の3階から11階にかけての吹き抜けには巨大なモビールアート「テクノコスモス」が展示されています。
大田区内の製造工場で実際に作られた工業製品や部品(ジャンボジェット機のレーダーカバーや自動車部品など)を公募で集め、約800個ものパーツで組み立てられた巨大なモビールだそう。
各階から見上げたり、見下ろしたりして楽しめました✌️

この吹き抜けにより館内通路も明るい空間となっているように感じます。
夜には幻想的な雰囲気の「小宇宙」になるようです💫

以上、ざっとですが巡った順に写真を載せて参りました。
大理石が使われている範囲がとても広く、場所の記載にズレがあるかもしれません💦予めお詫び申し上げます🙇🙇

以前レポした区民ホールも含め大田区の公共施設の充実ぶりに改めて驚きました✨
文化施設やイベントも多いようなので今後も街化石と共に(!🙇)注目したいと思います🙏

今回もご覧いただきありがとうございます🙇
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