はじめに
中央区入船2丁目にある「政光ビル」。
ある国の大使館も入るオフィスビルで1階の壁の石材はイタリア産大理石ペルリーノキャーロです。
こちらの壁で見つけた化石を載せていきたいと思います。

べレムナイト化石
この場で特に目を引いたのが(1)のべレムナイト化石です。13cmほどあります。
ペルリーノキャーロでこのような細長いべレムナイト化石、かなり珍しいのでは⁈...私は初めて見ました👀

(1)
拡大した物が(2)です。断面の様子もわかります…

(2)
別のべレムナイト、(3)を拡大した物が(4)です。房錘部分の隔壁が見えていて、これもペルリーノキャーロで見られるのは珍しいのでは⁈と思います👀

(3)

(4)
また別のべレムナイトです。(6)は輪切り方向、横断面です。

(5)

(6)
アンモナイト化石
(2)は、(1)を拡大した物です。アンモナイトの縦断面です。

(1)

(2)
(3), (4)もアンモナイトの縦断面です。色が薄いですが、細かい隔壁も見られます。

(3)

(4)
(5)は、縦断面の半分の化石

(5)
(6)もかなり崩れてしまっていますが縦断面です。

(6)
ペルリーノキャーロでよく見る、アンモナイト顎器の断面の一部だと思われる物が多数ありました。
切断された部分や方向で断面の見え方が変わります。

(7)

(8)

(9)

(10)
(11)の↓部分を拡大すると(12)では細かい線がよく見えます。(12)の↓は、小さなアンモナイトの縦断面です。

(11)

(12)
(13)を拡大した物が(14)です。

(13)

(14)
(15)を拡大した物が(16)で、崩れていますが顎器の一部分かなと思いました。

(15)

(16)
(17), (18)も顎器の一部分かなと思いました。

(17)

(18)
顎器やアンモナイトの組織に関連があるのかいつも迷ってしまう物、ここにもありました。
(19), (20)は顎器断面の一部分なのでしょうか?…🤔(19)の←は小さなアンモナイトの断面です。

(19)

(20)
(21)は、アンモナイトの殻の凹凸の肋(ろく)でしょうか…(22)と(23)もよく目にしますが何なのか?な物です…

(21)

(22)

(23)
おわりに
今回もいくつか載せたアンモナイト顎器の形状や機能については、様々な研究や検討がされているようですが不明な点も多いようです。私も他の方の投稿や化石の写真等から推測して載せていますが、写真ストックを増やしながら観察していきたいと思います🧐
今回も最後まで見ていただきありがとうございます🙇
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