街化石「目黒区総合庁舎(目黒区役所)」

街化石

はじめに

東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」が最寄り駅の「目黒区総合庁舎」は1966年竣工、建築家 村野藤吾氏の代表作としても有名で、かつては保険会社の本社ビルでした。
大改修を経て2003年に再生した建物は館内見学ができ、受付で建築意匠を紹介したパンフレットもいただけます。

少し前に、大田区役所のレポを(こちら)しましたが、目黒区役所の建築にも関心があり先日訪問しました。
見どころだらけの館内を巡りながら壁や床面や外壁で見つけた化石を載せていきたいと思います🙇

南口玄関棟

駒沢通り側の南口玄関(a)から入った場所は、保険会社時代のエントランスホールです。
(c)は玄関側からホールを、(d)はホール側から玄関を見た様子です。

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パンフレットには床も壁も白大理石張りと記されていました。
床の石材はイタリア産のアウリジーナフィオリータでしょうか(a)🧐
(c)のを拡大した物が(d)で、厚歯二枚貝化石が沢山見られます(b)~(d)。

(2)


ホールに入った右手側には室内池が配されています。その部分にも同じ大理石が使われていました。
外の風景が水面に写っていたり沢山の化石が水越しに見られたりで驚きました👀

(3)


(a)は室内池の水底に見られる沢山の化石です。池に並んだ柱にも大理石が使われていました。
(b)は壁面や柱の白色の大理石部分です。(c)は天井の明り取り窓のガラスモザイクです。

(4)

らせん階段

エントランスホールから本館へ進むと、らせん階段が現れます。階段の魔術師と言われた村野氏の代表作だそう。
階段の一段目が宙に浮いているように始まっているとのこと👀

3階部分の床面にはホールと同じ大理石が使われていて、化石も沢山目に入ってきます(a)、(b)。
(c)は4階から見下ろした様子で、3階の大理石の床面が見られます。

(1)


構造的には中央の照明器具の仕込まれた柱で吊られている「吊り階段」で、吹き抜け空間のシンボル的存在との事(a)。
(c)は階段部分の床材の写真です(材質等の詳細は不明🙇)。

(2)

本館2階エレベーター乗り場

本館エレベーター乗り場の壁の大理石は竣工当時からの物だそうです。
こちらもアウリジーナフィオリータでしょうか、厚歯二枚貝化石が沢山見られます。
石材の切断方向や配置の仕方によるのか、化石の堆積している部分が斜めの帯状に見えていました。

(1)


帯状に見える化石部分の一部です。厚歯二枚貝の断面が斜めに並んでいるように見えています。

(2)

本館5階エレベーター乗り場

5階も1階と同様でした。

本館1階エレベーター乗り場

1階の乗り場の壁面は、堆積した化石からなる帯模様が縦方向に見えるように配されていました。

(1)

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厚歯二枚貝化石の色々な断面がびっしりと見られます。

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地下1階エレベーター乗り場

地下1階乗り場の壁面にはテラゾーと思われる石材が使われていて、細かな石や化石の破片が見られました。

屋上庭園エレベーター乗り場

屋上の乗り場の壁面もテラゾー石材が使われているようでした。

(1)


床面の建材は3.のらせん階段床面と同じ?似ている?物かな…と思いますが詳細は不明です🤔(a)
「村野藤吾(むらのとうご)」氏の名前にちなみ「目黒十五(とうご)庭」と名づけられた屋上庭園は、眺望も良く素敵な所でした🌿(b)、(c)

(2)

別館エレベーター乗り場

別館のエレベーター乗り場の壁も、竣工当時からの物との事です(a)
(a)の部分では石材が左右対称に配されて、化石も左右対称に見られました(b)


(c)、(d)は別館1階の階段の様子です。(c)のの壁面も同じ石材のようでした。

(1)


エレベーター乗り場壁面(a)と化石(b)、(c)です。

(2)

広場(駐車場)

別館2階の出入り口(a)から出た駐車場は、保険会社時代には広場だった場所との事です。
本館や池が見え、美しい景観が続きます(b)。(c)のの壁面は、広場(駐車場)の西側となります。

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(1)(c)のは大理石片(テッセラ)の壁で、L字と逆L字のデザインの窓が配されています。窓の向こうは会議室だそうです。 

(2)

 この大理石片に沢山の化石が含まれていました。
 表面は研磨されていない割肌の物で、壁面保護の塗装
 (無色)がされているようでした。                   

(3)


(4)ののようなフズリナ、有孔虫の化石が沢山見られます(5)~(8)。

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(8)


(9)ではフズリナと共にウミユリの破片も見られます。

(9)

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(11)、(12)はサンゴの断面かと思います。

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(13)のはウミユリで、周りにフズリナが多数見られます。

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この大理石片は他にも幾つかの場所で見られました。
(a)は1階東口玄関の脇、別館の妻壁(棟の脇の壁)で、床と壁が付き合わさる部分が曲面に仕上げられています(b)。
(c)ののウミユリ化石を発見🔎

(13)

おわりに

館内のレストランの名物メニューは週替わり。希望だったさんま天丼がいただけました。
さんま天が大きくて美味しかったです😄

名建築の見学を兼ねた石材や化石の観察でしたが、不明点も多く申し訳ありません🙇
見学ツアー等も開催されているようなので、いつか参加してみたいです。

それでは、今回もご覧いただきありがとうございます🙏
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