街化石「代官山アドレス・ディセ(後編)」

街化石

はじめに

前編(こちら)に続き、「代官山アドレス・ディセ」の外壁、フランス産 マッサンジ 石材に見られる化石を載せていきたいと思います。
大きめのウミユリ化石が多いですが、その他にも下の写真のようにコケムシ、腕足など沢山の細かな化石が密集している箇所も多く、その形も色々です🧐

壁面の様子

例1

(1)を拡大した物が(2)と(3)です。細かい化石が沢山見られます。

(1)

(2)

(3)

例2

(1)は壁の角の部分で、(2)は(1)を方向から見た物です。大きなウミユリが並んでいて、のような空洞がある物や、補修されたのかな?と思われる物も👀

(1)

(2)

例3

(1)のウミユリを(2)では角部の上から縦の断面を、(3)では横から輪切り方向の断面を撮っています。2方向から形が見られ、風化により化石が浮き出て見える場所もあります。

(1)

(2)

(3)

例4、5

例4aでもコケムシ化石の周りにウミユリの破片。例4bはコケムシ部分を拡大した物です。

例4a

例4b

例5も別の角の部分ですが、コケムシの周りに色々な形のウミユリ化石が👀

例5

例6、7

例6ではウミユリとコケムシの他には腕足類の化石。

例6

例7ではのウニの化石が見られます。

例7

ウミユリ

前編同様、化石の種類別に…まずはウミユリからです。

(1)は5cm程の長さの物です。

(1)

(2)と(3)は石材の風化のため浮かび上がって見える2cm程の物です。

(2)

(3)


(4)と(5)は直径2cm程の断面です。

(4)

(5)

(6)も直径2cm!内部が透けて立体的に見え、輝きも綺麗で目立ちます✨

(6)


(7)は長さが5cm程、(8)と(9)も大きくて目立つ物でした。

(7)

(8)

(9)


(10)も5cm程。(11)は立体的に浮き出た物です。

(10)

(11)

(12)


(13)の(a)~(c)の3つは長さ約3cm、(d)~(f)は直径約2cmです。(e), (f)は茎部の輪切り方向の断面で、真ん中に神経等が通っていた穴が見られます。(f)は結晶化していて日光を反射し、とても綺麗でした✨

(13)


(14)は、壁の縁や段の部分にあった物。化石の形が面白く、壁にしっかり残る力強さも!👍感じます。

(14)

コケムシ

群体のコケムシ化石です。

(1)

(2)

(3)


(4)と(5)は壁のふち間際にあった物です。

(4)

(5)

(6)


下の(a)~(d)はコケムシの連なりが紐状に見える物、(e)と(f)は細めの群体です。写真は全て20cm角くらいの大きさです。拡大すると細かい化石の様子がよく見られます。

腕足類、ウニ等

(1)と(2)は腕足類の化石です。

(1)

(2)


(3)も腕足類です。

(3)

(4)は腕足類か貝類の殻でしょうか🤔

(4)

(5)のはウニのトゲです。

(5)


(6)でもにウニのトゲが👀

(6)

(7)で見られるいくつかの殻もウニかなと推測しました🤔

(7)

その他

上の「コケムシ」のところに載せた群体のコケムシ化石と似ているけれどもちょっと違う形の物がありました。これらがコケムシなのか他の生き物の化石や這い跡の化石なのかは?でした🤔

おわりに

大好きなマッサンジ石材のウミユリとコケムシ化石とあって、今回も量が多くなってしまいました😅 最後まで見ていただきありがとうございます🙇

最後に、前回(こちら)も載せたウミユリのように見え…る?(実際はお花モチーフかな?)オブジェと、敷地内広場にあったオブジェを。緑も多くとても素敵なモールです🌿

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