はじめに
池袋駅西口からすぐの場所にあり、駅地下通路にも直結している東京芸術劇場。
世界最大級のパイプオルガンのある大ホールやガラス張りの巨大アトリウムでも知られる総合芸術文化施設です。
「芸劇」の略称もお馴染みかと思います。
先日、池袋駅西口「東武ホープセンター」の街化石をレポ(こちらです)しましたが「芸劇」も館内の壁に化石が多数見られる場として知られているのでは🧐…
私も伺う都度拝見していますが、ホープセンターとともにこちらにも寄ったのでストック写真も含めて掲載したいと思います🙇
壁や床の例 2階
(a)はアトリウム側外観で(b)は1階の様子です。
(c)は2階の様子で、(d)は2階からアトリウムを見た様子です。
(b)b~(d)で見えている白色の壁面にはイタリア産大理石のペルリーノキャーロが使われています。

(1)
床面(a)にも大理石が使われていて、(b)の群体サンゴの断面、(c)のカキの殻や石灰藻等が見られました。
石材はペルラートロイヤルでしょうか🧐

(2)
館内には様々な芸術作品が配置されていて2階には「マーメイド」という作品が。
台座部分にはレッドトラバーチンでしょうか、石材が使われていました。
(a)の→の壁は、ペルリーノキャーロです。床は(2)と同じペルラートロイヤルでしょうか。

(3)
(3)(a)のカウンターの様子が下記(a)です。こちらにもペルリーノキャーロが使われていて、縦方向にスタイロライトの線が見られます。
(a)の→が(b)、←が(c)のべレムナイトです。

(4)
上記(1)(c)の↓辺りのペルリーノキャーロの壁は、アトリウムを見渡せる高さになっています(a)。
壁の上面に(b)のアンモナイト縦断面を発見🔎

(5)
壁や床の例 5階
2階からエスカレーターを利用すると3~4階は吹き抜けとなり、上がった先は5階となります。
(1)は5階託児室前の壁面です。←が(2)のアンモナイトで、直径2cm程です。

(1)

(2)
上記(1)の託児室からエレベーターホールにかけても壁面にはペルリーノキャーロが使われています。
エレベーターホールからアトリウムやコンサートホール方向への通路脇壁面(3)でも↓のアンモナイト(4)を見つけました。

(3)

(4)
(5)(a)も通路脇の一角です。(a)の→が(b)です。(b)の→にウニの口器の一部分が見られます。
(a)の→が(c)、←が(d)、→が(e)のべレムナイトです。

(5)
(6)も通路壁面の物で、アンモナイト縦断面です。

(6)
(7)は殻のような物の中にアンモナイト縦断面があった物。このくらいの細かい断面がとても多く見られます🔎

(7)
壁や床の例 5階コンサートホールエントランス
上記のアトリウム側通路からコンサートホールエントランスへ。
天井や床面のデザインも素晴らしいエントランスホール(a)で、奥にアトリウムが見えています。
(a)の↓が(b)の壁面です。(b)の↓に上記のエレベーターホールがあります。

(1)
(2)(a)は上記(1)(b)の↓の壁面です。
(a)にもペルリーノキャーロ石材が使われていて、←に(b)のべレムナイトを発見。

(2)
(2)の壁面のドア周り等は段差のあるデザインとなっています。
(a)の←に(b)のアンモナイトを見つけました。

(3)
他にもアンモナイトの一部分を発見(4)(a),(b)。

(4)
(5)は角部分にあったアンモナイトです。(a), (b)2方向から観察👀

(5)
(6)の←に(7)のアンモナイトがあります。ガラスからの採光もありくっきりと見られます。

(6)

(7)
上記(1)(a)にも載せましたが、エントランスホールの床面には大理石によるデザインが施されています
((a)は夜撮ったのでアトリウム側は暗いです)
床の黒色の石材はスペイン産ネロマルキーナでしょうか、(b)の巻き貝や(c)~(f)の厚歯二枚貝などがあります。

(8)
エントランスホールからアトリウムを見下ろす事ができる場所があります。下記(a)の左手側がアトリウムです。
(b)は(a)の場所からホールを見た様子です。
(a),(b)の↓にも2階床面と同じ石材(ペルラートロイヤルか🤔)が使われていて、カキの殻や石灰藻の化石が見られました(c)。

(9)
壁の例 1階、地下階
(a)は1階カフェの前で、こちらの壁面にもペルリーノキャーロ石材が使われています。
(b)の←はウニの口器の一部分(c)です。

(1)
1階から地下階へ下りる階段の壁にもペルリーノキャーロ石材が使われています(a),(b)
(c)~(f)のようなアンモナイト顎器の一部分かと思われる物が多く見られます。

(2)
この階段以外にも、池袋駅地下への連絡通路や劇場通り側への通路の壁にもペルリーノキャーロが使われた箇所があります。(照明は抑え気味です)
観察時には通行されるお客様にご留意下さいませ🙇
アンモナイト
ざっと巡ってきた館内壁面の化石を、アンモナイトから種類ごとに載せていきます。

(1)
(2)も円形に近い物。

(2)
(3)は縦断面です。

(3)
(4)も縦断面で、←にも小さな縦断面が見られます。

(4)
(5)の↓も小さな縦断面です

(5)
(6)にも細かな断面が多数見られます。

(6)
(7)は殻表面の凹凸の肋が見えている物かと思います。

(7)
(8)はアンモナイトの顎器かなと思う物です。見えている部分の長さが3cm程です。

(8)
(9)(a)は壁の角部分にあった物です。

(9)
べレムナイト
鞘部分の断面が多数見られます。(a),(b)の直径は1cm程、輪切り方向の断面です。

(1)
(2)はやや斜め切りの断面です。

(2)
ウニの口器
(1)は棘皮動物の持つ正五角形(五放射相称)の特徴が表れているのでしょうか、綺麗な形🌟直径2cm程です。

(1)
(2)では欠けもありますが2つ見られました。

(2)
(3)は崩れもありますが、元々の五放射相称の形が残っている(想像できる)物です。

(3)
(4)は一部分のみの物です。これらよりさらに細かな破片も多数ありました。

(4)
サンゴ、ウミユリ
(a)はウミユリ、(b),(c)はサンゴ(どちらも一部分)かと思います。
(b)にはウニの口器の破片も付着しているような…🔎

おわりに
(a)は劇場通り側の出入り口床面です。蛇紋岩が使われた美しいデザインでした✨
(b)は5階から大アトリウムを見下ろした様子です。
東京芸術劇場の大ホールにはコンサートに伺った事も何度かありますが、音響も構造も素晴らしいです🎶
館内だけでなく屋外にもアート作品が置かれています(c)。今後も美しいまちづくりが進む事も期待したいです🌿

館内の色々な場所の化石を載せてきましたが、ホール使用状況によって混雑度や観察可否も変わるかと思いますのでご注意下さいませ🙇
それでは、今回もご覧いただきありがとうございます🙏
この記事の𝕏でのポストは(こちら)です。

